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護念院

共に食し 共に生きる ~石鍋裕シェフをお迎えして~

フジ・テレビ系『料理の鉄人』初代洋食の鉄人・名誉鉄人として知られている石鍋裕さんにご来寺頂きました。
先日、『THE KASHIHARA』に於いて開かれた『石鍋裕の美食会』ディナーイベントの為、奈良にお越しになられており、奈良滞在中に、当院にも足をお運び頂く機会を得た次第です。

石鍋シェフは、19歳で料理人を志され、東京、横浜などのレストランで修行された後渡仏。パリを始め南仏・北仏などで6年程修行されたそうです。帰国後も修行されたのち、東京西麻布に“クイーン・アリス”をオープンされ、オーナーシェフとなられました。その後も、多方面に活躍の場を広げられ、著書も多数おありの方です。

この度は、当院にて、当院に纏わる中将姫さまや練供養会式のお話を、その後、當麻寺曼陀羅堂、金堂、講堂のご拝観を案内させて頂きました。その間、当方も石鍋シェフから貴重なお話をお聞きする事が出来ました。
先般開かれたディナーイベントでは、オープンキッチンで、食事をされる方の目の前で腕を振るわれ、作り手と食べる方が一体となった空間を創られました。作り手の思いが感じられる料理というものは、本当に有難いものだと思います。
当院でも、大切な法要の前には、お檀家の皆さまと共に精進料理を作り、一緒に食べ、お勤めに臨むということを大切にしております。同行の者が、共に食事を作り、共に食べるという事は、信仰を護る意味に於いて、とても大切なことであります。皆で作った精進料理を、皆で共に食べると、食事がよりおいしくなるだけでなく、共に娑婆世界に生まれるご縁を持つ者が、互いに結びつき、互いを受け入れ認め合い、人として幸せに生きることに繋がるからです。

様々な分野の方との出会いは、お寺を護る我々にとっても、良い勉強の機会になります。料理を通して皆様に笑顔と幸せを届けられる石鍋シェフのように、我々も皆さま方に、生きる安心をお伝えできるお寺でありたいと思います。
合掌拝

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