残暑に加え、台風10号により被災された地域の皆様方に於かれましては、心よりお見舞い申し上げます。また、災害危険度の高い地域も依然としてあるとのこと、大過なく過ぎることを心より願います。

当院に於きましても、台風の接近が心配されましたが、去る８月２８日、施餓鬼大法要を無事に執り行うことができました。皆様方と共に法要を勤められることが、当たり前でなく、大変有り難い事であるということを改めて痛感した次第です。

お施餓鬼法要は有縁・無縁すべての御霊を供養する法要です。すべてのものに慈悲をお与えになるお釈迦さまの真心が込められ、先祖供養の意味も付加されて今日に至っています。今年度は、西光院中村法秀ご住職をお招きし、改めてご参拝の皆様とお施餓鬼法要の意味について考える時間を頂きました。

その後、法要にて、永代祠堂の諸々霊、並びにご先祖様の塔婆回向をさせて頂くことが出来ましたこと、ご報告申し上げると共に、是もひとえに阿弥陀如来様の恩徳と、皆様方の篤い信仰の賜と喜んでおる次第です。

今後も予想される台風ですが、大過なく過ぎることを願い、また、今を生きる皆さまの安心のため、丁寧に勤めて参りたいと存じます。まだまだ、残暑厳しい折でございます。どうぞ、皆さまお身体ご自愛下さい。