當麻寺西塔(国宝)が、約100年ぶりに本格的な修理が行われることになりました。
今春にも着工し、完成までは数年かかる見込みです。
當麻寺西塔は、高さ25.21mの三重の塔で、建立は平安時代初期と推定されています。
東塔(国宝)は天平時代の建立と推定され、創建当初の両塔が現存する中では日本で最も古いものとなります。
大正2年の修理後、平成10年ごろから部分的な補修を行ってきましたが、今回は本格的な保存修理となります。
屋根の葺き替えのほか、軒周りの解体修理、土台部分にあたる基壇外周部の石積みも一部取り替えなどが行われる予定です。
写真は、当院の樹齢300年から400年と云われるしだれ桜と西塔です。(2016.3.23撮影:山田裕清氏)
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