當麻寺聖衆来迎練供養会式。この練供養会式の起源は、恵心僧都源信が比叡山で行った法要とされています。その後、生まれ故郷の地にある當麻寺の「中将姫伝承」に深く感銘を受けた源信が、西暦1005年に當麻寺に仏面と装束を寄進したことに始まります。源信は「往生要集」を著したとして知られていますが、平安時代中期の天台宗の僧で、日本の浄土教の祖と称されています。此の度、奈良国立博物館では、千年忌特別展「源信 地獄・極楽への扉」が開催されています。當麻寺からは、「當麻曼陀羅(貞享本)」並びに「菩薩面」、当院からは、「中将法如坐像」「中将法如化生坐像」を出陳しております。是非この機会に足をお運びください。
1000年忌特別展
地獄極楽への扉 源信
平成29年7月15日(土)~9月3日(日)
会場 奈良国立博物館
恵心僧都源信(942~1017)は奈良で生まれ、比叡山で修行を積んだ平安時代の僧侶です。源信は死後阿弥陀如来の来迎を受けて、極楽浄土へ生まれることを願う、浄土信仰を広めた僧として知られます。『往生要集』などにより源信が示した具体的な死後の世界のイメージは、後世へも多大な影響を及ぼしました。
本展では地獄絵を含む六道絵や阿弥陀来迎図といった源信の影響下で生まれた名品が一堂に会します。死後の世界へのイマジネーションを体感していただくとともに、真摯に死と向き合った名僧の足跡をご紹介いたします。(奈良国立博物館HPより)
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2017toku/genshin/genshin_index.html
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