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「はじまりの奈良 文化の力で日本を元気に」

「はじまりの奈良 文化の力で日本を元気に」をテーマに全国各地や海外の伝統芸能が一堂に会する「日本の祭りinなら・かしはら2019」(第27回地域伝統芸能全国大会「地域伝統芸能による豊かなまちづくり大会なら・かしはら」)を9月28日(土)・29日(日)の両日にわたり開催されました。観覧に来られた皆さま方に於かれましては、今に伝わる伝統芸能の源流をたどり、その変遷を知ることで、地域の奥深い魅力に出会われたとすれば幸いです。

 我々も「當麻寺菩薩講」を代表し、初日のメイン会場にて、憲仁親王妃久子ご高覧の元「聖衆来迎練供養会式」の一部を実演させて頂く機会を得ました。また、この度「平成菩薩面」を作成頂いた能面師・丸尾万次郎さん(奈良県)が「地域伝統芸能大賞・支援賞」を受賞されました事も、我々にとって大きな喜びで有りました。

今回改めて、わが国には豊かな自然や多様な風土に育まれた伝統芸能や祭礼があること、そして、それらが地域に誇りと愛着をもたらしていることを強く感じました。特に、古都奈良は、神様や仏様が身近に感じられる地域であります。我々の「練供養会式」も、時代の移り変わりとともに変遷しながらも、當麻寺菩薩講を中心とする多くの人々のご縁によって、今に護り伝えられています。いくつもの時代を越え、様々な時代の人々の営みに寄り添って大切に受け継がれてきたものを、未来に向けて持続していくために、今後も様々な機会を捉え、ささやかながらも我々の活動を続けて参りたいと思います。合掌拝 *写真提供:「ギャラリーらしい」川畑秀樹氏

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