Toggle

住職

護念院の想い

護念院の想い

当院は、長い歴史の中で、ともに護持法燈を護ってきたお檀家さんと有難い仏縁を結んでまいりました。
お檀家さんだけなく、地域の方々とも、日々の生活を通して、互いにじっくりゆっくり向き合い、仏縁を結び、信頼関係を作っていく努力をしてまいりました。
また、古くからお骨納めのご縁を通じて、広く県内外を問わず、多くの方々とも仏縁を結んでまいりました。それ以外にも、様々な形でのご相談の中で、仏縁を結んでいかれることもあります。

仏縁は、不思議なもので繋がるときには繋がります。逆に目の前に、良い機会があっても、それに気づかず、自分は仏縁に恵まれないとお嘆きの方もおられるのではないでしょうか。しかしながら、仏縁がないとお感じの方に対し、もっともっとお寺としての窓口は開かれるべきものであろうと思います。

ある新聞記事で、「ホームドクターならぬホーム僧を持とう」というご意見を目にしたことがあります。
この世の中を生きていく中で、悩んだとき、迷ったときに気さくに相談できるお寺やお坊さんが身近にあったりいたりしたら良いのではといった内容でした。

地縁社会から無縁社会とも云われる時代の変化の中で、何かと心細いこともあるかもしれません。
そんな時、頼りにするお寺やお坊さんが身近におり、より良く生きていける手立ての一つとなれば、これ程有難いことはありません。

しかし、身近に仏縁の無い方の場合、自分自身どのように生きていけばよいのか、先祖供養をどのようにすれば勤めていけばよいのか、お墓のことをどのように考えればよいのか、万が一の時にどこに相談すればよいのか等々、お悩みのこともあるでしょう。
また、昨今は、ご葬儀等を通じて初めてお寺さんと仏縁を結ばれる等、お寺との出合い方、仏縁の結び方そのものが、大きく様変わりしてきています。

出来ることであれば、ご生前中から何らかの形でお寺との関わりを持ち、日々の相談事や、ご先祖様のご供養、また、いざという時にきちんとしたお送りができるようにしておくことは、とても大切です。
そして、何よりもご自身が信仰心を持ち、この世の中をどのように生き、誰しもがいずれ迎えるこの世との別れをどのように受け入れ、次にどこへ向かうのか、また、次の代にどのように引き継ぐのか等、考えていくことも大切です。

そのために、どうぞお近くのお寺の門を叩いて下さい。
そして、和尚様とお話をして下さい。
互いに信頼しあえるようになるには、少しばかり時間のかかることもあるでしょう。しかし、まずは、ご自身が一歩踏み出すことが大切かとも思います。
このホームページもそのようなきっかけになればと思っています。

URL
TBURL

コメントする

*
*
* (公開されません)

FACEBOOK コメント

Return Top
error: